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さいたま美術展<創発>プロジェクト/Saitama Resonant Exhibitioins Project
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埼玉における美術活動の有機的な連携を目指して、松永康が、随時その状況について思うことを書き連ねてゆきます。
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西川口プロジェクトと街アートの今後(その5)
2009/01/10 (Sat)
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明治以降、西欧から導入された近代美術は、まず知識階級を中心に意識の近代化を促してきた。戦後になると美術教育とも連帯して、個人主義的な思考方法を国民全体に行き渡らせるようになった。ところがその後の急激な経済発展に伴い、人々のアイデンティティ形成は生活様式の変化の速さに追いつかなくなってきた。最近になって集団主義や国家主義の再評価が行われるようになったのも、そのギャップを埋めるための一種の揺り戻しなのだろう。
少子化問題や高齢化問題といった難問が山積する中、コミュニティ・アートは、ひとつの対症療法として各界から財政的支援を受け、今後もしばらくは発展していくと思う。そこで活動するアーティストには、これまでのような過大な自己主張は認められない。それよりもアートは、人間関係を円滑化させる道具として、自分ではなく他者のために役立てられるべきである。自分本位を謳歌した戦後世代に対し、コミュニティ・アートを担う若い世代は、そうした批判意識さえ内在させているように見える。
一方で、では日本はどこまで近代化したのかという問題がある。交通においても産業においても、私たちの生活環境はたしかに見違えるほど整った。ところがその繁栄の裏には、集団いじめや残業代の未払い、希望格差や自殺の増加といった人災が止むことなく増加している。こうした制度的不具合の最大の要因は、結局のところ集団と自己の境界のあいまいさにあるのではないか。そしてそれを根深く引きずらせているのは、未成熟な日本人の自己意識にある。
おそらく美術もまた、集団と自己をいかに調停するかという課題と向き合い、新たな取り組みを開始
しなければならない時期にきているのだろう。これまでのように、自分本位に生きられる時代でないことは明らかだ。しかし、だからといって、せっかくここまで積み上げてきた表現活動の個別性を無碍に捨ててしまってよいものだろうか。人は自己のみで生きられず、かといって自己を消すこともできない生き物なのだ。そしてそれは、人類永遠のテーマでもある。(おわり)
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【アート・シーン】
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