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さいたま美術展<創発>プロジェクト/Saitama Resonant Exhibitioins Project
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埼玉における美術活動の有機的な連携を目指して、松永康が、随時その状況について思うことを書き連ねてゆきます。
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<協力体制>
 展覧会の全体像ができあがり、次は事業を盛り上げるための協力者集めである。地方での展覧会を成果のあるものとするには、地元の人にできるだけ事業に関わってもらうことが不可欠だ。
 まずこの事業は私たちの実行委員会が主催し、栗橋町の教育委員会の後援を得て実施されることになった。教育委員会は単なる名義後援を超え、生涯学習課が窓口となって展覧会場や会議室の提供、複写機、プリンター等の使用、町報での告知などで便宜を図ってくれた。
 ところで小高さんは、彫刻を作る傍ら栗橋の定福院というお寺で副住職をしている。ちなみにそこは、当代の住職さんの主導でしばらく前から檀家さんたちが石で羅漢像を彫り始め、今ではそれが700体を超えている。11月の初め、境内に所狭しと並んだ羅漢像の前に灯籠を立てて拝観する羅漢祭りは、町外からもたくさんの参拝客が訪れるイベントとなっている。こうした小高さんの立場は、この展覧会の協力者集めに大いに役立った。
 まず小高さんの関係で、久喜市議会議員の井上忠昭さんがこの催しに関心を持っていることを知った。栗橋町の教育委員会はすでに後援となることが決まっていたが、井上さんの仲介で埼玉県教育委員会からの後援も取れることになった。また久喜の市立学校の校長会にも紹介してくれ、このことは来年行われる栗橋町と久喜市の合併を視野に入れた展開の布石となった。
 また小高さんの口利きで栗橋町の商工会から協賛金をいただき、看板の材料費として使わせていただいた。さらに、たまたま小高さんといっしょに立ち寄った井上酒店でこの展覧会の話をしたところ、店主自ら「協賛するよ!」と申し出てくれ、オープニング・セレモニーの飲み物をお世話になった。
 協力者集めに関しては、教育委員会の柿沼さんも尽力してくれた。読売新聞は、埼玉県内の地域ごとに支部を置いており、この近辺を受け持っているのが「埼東よみうり」である。担当の川島勝子さんは、かつてからこの地域の文化情報を積極的に発信してきた人だ。柿沼さんから知らせを受けた川島さんは、この展覧会の準備の段階から報道したいということで継続的に取材してくれた。
 取材といえば、栗橋町文化協会の広報担当の人たちも熱心に話を聞いてくれた。会報で大きく取り上げてくれ、さらに文化協会のすべての会員に展覧会のチラシを送っていただいた。さらに栗橋駅前の居酒屋「のまっしょ元」では、本展のチラシ持参者にドリンクをサービスするという協力企画を打ち出してくれた。その他、会期中には何人かの方から心温まる差し入れやお祝い金をいただき、苦しい資金繰りを助けてもらった。
 そして何より、このような催しでいちばんありがたいのは、会場の受付などをやっていただくボランティアの人たちの協力である。これもやはり柿沼さんにお願いして、栗橋町のいきがい教室や女性セミナー、歌声サークルの受講者たちに呼びかける機会を設けてもらった。一方で川島さんは、こちらからお願いするまでもなく「埼東よみうり」の紙面上でボランティアの募集をかけてくれた。
 こうしたさまざまな方面からの声がけにより、最終的に19名の方々がボランティアとして参加してくれることになった。見慣れぬ現代美術作品に最初はとまどいぎみだったが、事務局の木村さんの熱心な働きかけにより、それぞれ自分なりの楽しみ方を見つけてくれたようだった。会場の受付には1日3組2人ずつ交代で当たり、最
終的に600名ほどとなった来場者への対応をこなしてくれた。(つづく)


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