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さいたま美術展<創発>プロジェクト/Saitama Resonant Exhibitioins Project
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埼玉における美術活動の有機的な連携を目指して、松永康が、随時その状況について思うことを書き連ねてゆきます。
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10月8日(土)から9日(日)にかけて、さいたまスーパーアリーナで行われた「SAITAMA CITY 現代アートコンテスト」を見てきた。このコンクールのことは、8月の初めに募集要項が送られてきて知っていた。そこに審査員の名前が出てなかったのでさいたま市の文化振興課に電話して聞いたところ、担当者は「まだ決まってないんですぅ」と笑いながら答えてくれた。ちょっと珍しい美術コンクールだと思い、その後も進展を見守ることにした。
 8月末に改めて電話したのだが、やはりまだ審査員は決まってないとのこと。ホームページを見ると、8月末だった応募締切が9月16日に延ばされているではないか。なかなかやるなと思いつつも、実際の展示がますます楽しみになってきた。
さて、期待を胸にその会場を覗いてみれば、あるではないか部屋中にカラフルな電気自動車がびっしりと。でも肝心の作品はさてどこに。恐る恐る奥に入って行くと、壁にそれらしきものが見えてきたのでひと安心。作品を探しながらさまようのもこの展示の楽しみのひとつだ。
作品を見ていくと、傍らに付けられたキャプションにはタイトルと分類だけでなぜか作者名が書かれていない。美術に詳しい人は作者の当てっこもできるようにという配慮なのかもしれない。観覧者賞もあるらしく、「一般投票リスト」という紙を渡され、出品作品の中から1点を選んで投票できるようになっていた。そこに作者名が書いてあるので、作者がわからない人はそれと照らし合わせればよい。
キャプションの付いてない作品が1点あったので、監視の人に聞いてみると「私たちもわからないんです」との答え。1点1点チェックしてゆけば残った作品がそれなのだろうと思い見ていったのだが、リストに載っていた31点のうち確認できたのは18点のみ。それとあの名無しの1点で19点。ではあとの12点はどこへ消えてしまったのか。だんだんミステリーツアーの様相を帯びてきた。
それをまた監視の人に言うと、「え、そうですか!」と言って点数を数えてくれたのだが、やはり数が合わない。「一般投票リストの配布はやめます」と言ってさっさと用紙を引き上げてしまったが、でもあれがないと出品者名がわからなくなるので、あとの人は困ったんじゃないだろうか。
後日、審査をした人に聞いてみたところ、ぜんぶで80点ぐらいの応募があり、そのうち20点ほどが入選して展示されたとのことだった。そうか、展示点数は合っていたのだ。入選者が20人で掲載者が31人…と言うことはひょっとして落選者の名前が出ちゃってたの!!!
電気自動車と美術作品を混ぜて飾るというのも大胆不敵だが、落選者の名前を公表するに至っては、美術の敷居をことごとく粉砕する極めて刺激的な試みだと思った。見に行ってよかった、いや本当に。

SAITAMA CITY 現代アートコンテスト
会期:2011年10月8日(土)、9日(日)
会場:さいたまスーパーアリーナ展示ホール
主催:さいたま市


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