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さいたま美術展<創発>プロジェクト/Saitama Resonant Exhibitioins Project
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埼玉における美術活動の有機的な連携を目指して、松永康が、随時その状況について思うことを書き連ねてゆきます。
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「現代美術展<分岐点>2011」を終えて(その1)
2012/06/26 (Tue)
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昨年、「創発」参加事業を含め、埼玉県内で行われたいくつかの展覧会に協力した。そこで作られたパンフレット等に掲載した文章を転載する。
「現代美術展<分岐点>」が始まって今年で3回目となった。本展の実施主体は昨年まで「現代美術展<分岐点>実行委員会」であったが、本年からその名称を「身近で現代美術を見る会」と変えた。当会はそもそも展覧会を行うために結成した団体であったが、事業を継続するうち、展覧会の協力者や他の文化団体、また学校での美術教育等、地域と関わるためのいくつかの糸口が見えてきた。そこで今後は、事業を展覧会に特化するのではなく、美術を通して地域との関わりを深めることへとシフトさせていく必要が生じた。そのために、現代美術に関して多様な事業を展開できるような団体名へと改称したわけである。
また今回は、久喜市の市民活動推進補助事業として助成金を受けられることになった。同補助事業は、様々なコミュニティを通して地域や社会のために行う市民活動に対して支払われるものだ。市の合併に伴って昨年は休止されていたが、今年度から再開されたそうだ。この助成を受けたことで経済的な負担が軽減され、新たな関連事業を加えることもできた。なお、昨年度は久喜市教育委員会との共催事業として実施されたが、この助成を受けることになったため本年度は会による単独主催とした。
昨年はボランティアの協力者を対象に、出品者から制作意図等の話を聞く研修会を行った。それに代えて今年は、出品者が首都周辺で実施する展覧会の見学会を実施することにした。今日の美術家の多くは、首都の画廊で定期的に行う展覧会を主たる発表場所としている。それらの展覧会を見学することで、「分岐点」に出品している美術家のもうひとつの顔を知ってもらうというのが狙いだった。また併せて、そのことで協力者間の親睦を深めることも企図していた。(つづく)
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【転載】
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