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さいたま美術展<創発>プロジェクト/Saitama Resonant Exhibitioins Project
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埼玉における美術活動の有機的な連携を目指して、松永康が、随時その状況について思うことを書き連ねてゆきます。
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 埼玉県内で行っている「創発」プロジェクトもいよいよ第二段階に入る時期となった。そして今後は、美術以外の文化領域とタイアップする必要性を感じ始めている。そのひとつの策として、「創発」が行われている時期に、埼玉県内の神社や仏閣で毎週末、場所を変えながら舞踊公演がやれたらおもしろいのではないかと思い当った。
 バリ島ではさまざまな文化資源がそれぞれ自立しながら共存している(ように見える)のを、私は常々うらやましく思っていた。たとえば寺院などでは、日ごとに場所を変えながら舞踊等の公演が行われている。そしてそれが、観光客をひきつけるためのひとつの導引力となっているのだ。
 そこで、創発の展開に向けて何らかの手がかりを得るため、2011年5月25日から29日にかけてバリの現地視察を試みることにした。

 25日の深夜、バリのデンパサール空港に着き、タクシーでクタのホテルに行ってチェックイン。26日の朝、クタの海辺を歩き、また帽子やサングラス等、忘れものをマーケットで買い集める。クタはサーファーばかりがたむろしていて、落ちつきのない街だというのが第一印象だった。
 午後1時半発のシャトル・バスでウブドに向かう。午後3時過ぎにホテルにチェックインし、あらかじめ連絡を取っていたケイコ・マンダラさんに電話する。ケイコさんがマネジメントするロイヤル・ピタ・マハ・ホテルを訪れ、インタビューさせてもらうことにしていたのだ。
 ケイコさんは名古屋の芸術短期大学の洋画科を卒業後、その姉妹校の音楽大学に勤務するようになった。仕事の関係でたまたまバリ島に行く機会があり、そこでウブド内のプリアタン貴族と交流を持つようになる。
 プリアタン村のプリ・カレラン(北の王宮)には、グヌン・サリとティルタ・サリという2つの舞踊団があり、これらはいずれも王家に属していた故アナック・アグン・グデ・ングラ・マンダラ氏が創設したものだ。マンダラ氏はグヌン・サリを率い、1931年にパリで行われた博覧会に参加してバリの舞踊と音楽を世界に知らしめ、そのことで後にグンカ・マンダラ(マンダラ翁)と呼ばれるようになった人物である。
 ケイコさんはそのマンダラ氏に見初められ、子息のアナック・アグン・バグース・マンダラ氏の妻として迎え入れられることとなった。バグース氏はティルタ・サリのリーダーを引き継いでおり、ケイコさんはそのマネジメントを受け持つようになった。ところが慣れない生活の中で体調を崩し、一時、日本に戻ることとなる。
 この間、ニューヨークでの同時多発テロやバリでの連続爆破事件が起きたことで、バリの観光客は激減していた。ケイコさんは再びバリに戻り、建設中であったロイヤル・ピタ・マハの運営を手伝うようになる。そして日本との仲介に尽力し、ホテルの開業後、日本から多くの旅行者を呼び込むことに成功した。
 このホテルは、すでにバリで開業していた外国資本による高級ホテルとは一線を画し、あくまでも地元民によるホスピタリティを心掛けることにした。資本は、まず第一にそこに住む人に還元されなければならないという考えからで、それは経済の原則でもあるだろう。しかしその分、滞在者に対し行き届かない点も出てくるので、ケイコさんの気配りは今でも欠かせないという。
 経営するのは、やはり一族のチョコルダ・グデ・プットラー・スカワティー氏で、彼はギャニヤール地域の貴族階級の長でもある。またプットラー氏の下には、次男でギャニヤール県知事のチョコルダ・グデ・オカ・スカワティー氏、三男でウブドの宗教をとりまとめるチョコルダ・グデ・ラカ・スカワティー氏がいる。(つづく)
 

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